BSとKJ法
問題解決の基本を身に着ける。
問題解決と聞いて、みなさんはどう感じますか?
「難しそう」、「上司が行う事」、「自分の仕事には関係ない」など、あまり自分には関係ない事のように思われていませんか?
実は、そんなに難しいことではないのです。
意識はしていないと思いますが、日々の生活の中で、みなさんは自然に問題解決を行っているんです。
ドライブに行ったときに、渋滞に遭遇したとき抜け道を探し、回避しませんでしたか?
夕飯の買い物をする際、どの店が安いか、どの店の方が鮮度がいいかなど、比較/検討して買いませんか?
これらの行動は、すべて問題解決を行い、その結果、行動しているのです。
ただ、自分自身 そのことを意識していないので、気付いていませんが・・・。
ここでは、それを意識して行うための、基本的なメソッドを解説いたします。
BS(ブレーンストーミング)
ビジネスシーンでは、自分一人で行うことはあまりありません。グループで行うことがほとんどです。
このBS(ブレーンストーミング)が、その際に多く用いられます。
この方法はシンプルで、メンバーひとりひとりが、意見を上げていく方法で、以下の原則をもとに行います。
- 「批判をしない」
※他人の意見を批判してはいけない。
※批判があると良いアイディアが出にくくなる為。
- 「自由な発想」
※こんなことを言ったら笑われはしないかなどと考えず、
思いついた考えをどんどん言う。
- 「質より量」
※できるだけ多くのアイディアを出す。
※小さい事でもとりあえず発言してゆく。
- 「意見を発展させる」
※他人の意見を聞き、その意見を発展させ新しい意見に発展させてゆく。
※1人目の意見を2人目の意見と合わせて、新しい意見に発展させるなど、
ケースバイケース柔軟な思考で、発展させる。
このように、思っていること、思いのまま意見しあうことがBSです。
KJ法
私が一番好きなメソッドです。
BSで、上がった意見を分類し、分析し、ストーリーを導き出す。これがKJ法です。
KJ法は、いくつかのステップを踏んで、進めてゆきます。
- 第1ステップ
BSなどで出し合った意見を、カードなどに1件づつ書いてゆく。
※私のオススメは、大きめの付箋紙です。この後の工程で役立ちます。
- 第2ステップ
書かれた意見を確認しながら、グループ分けします。
この段階では、無理に分類せず、場合によっては、1枚のもみでも構いません。
- 第3ステップ
分けられ他グループを、さらに分類し、小・中・大分類と徐々にグループを
減らしてゆきます。
ここでの、分類が重要で、あまり1つのグループに偏りすぎたり、
グループを減らしすぎると、以降のステップが辛くなります。
- 第4ステップ
第3ステップで作成した、大分類のグループを今度は論理的に関係性を思考し、
並べてゆきます。
その際、並べ方としては横並びだけでなく、地図を作るように 上下左右
並べてゆきましょう。
これを「空間配置」と言います。
- 最終ステップ
空間配置されたカードを中分類を確認し、空間配置間の因果関係を
中分類単位で挙げていく。
この関係図からストーリーを導きます。
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